2015.02.09
2月7日アイスキャニオニング&アイスクライミング
久しぶりの晴天、
谷川岳か、はたまた氷瀑で有名な栃木県某渓谷に行こうか、さんざん迷った挙句、週末の混雑を避けて
前回とおなじ群馬県南部の渓谷に行ってきました。
今回は他の氷瀑も調べるために、更に上流からエントリーすることに。
この日はアプローチの山道からして明らかに積雪が多く、沢の水の凍結も進んでいる感じ。
これは期待が持てます。
どんどん進んでいくと対岸支流に氷瀑を発見!
これより上部には何もないことを確認して入渓。
近づいてみると、高さは10mほど。見事な造形です。

ゴルジュ状の谷を下るとまた滝が。

残念なことに積雪で隠れてしまってましたが、透明感ある美しい氷瀑でした。

小さな落差を越えて更に下り、前回の大滝に到着。


嬉しいことに、わずか10日足らずで右側の滝のつららが急速に成長していました。

それに、光の加減なのか、滴る水のせいなのか、氷がとても青く見え、息をのむほど美しいです。

大感激で辺りを散策。

ほんと、なんて綺麗なんでしょ!


十分に景色を楽しんだ後はアイスクライミング。

氷がより厚く、しっかり成長していたため、前回ほどは苦労せずに登れました。


ふと気が付けばもう下山の時間。
再訪を誓って帰路につきました

渓谷の全体像が明らかになり、氷も成長。今回も大満足の山行でした。
谷川岳か、はたまた氷瀑で有名な栃木県某渓谷に行こうか、さんざん迷った挙句、週末の混雑を避けて
前回とおなじ群馬県南部の渓谷に行ってきました。
今回は他の氷瀑も調べるために、更に上流からエントリーすることに。
この日はアプローチの山道からして明らかに積雪が多く、沢の水の凍結も進んでいる感じ。
これは期待が持てます。
どんどん進んでいくと対岸支流に氷瀑を発見!
これより上部には何もないことを確認して入渓。
近づいてみると、高さは10mほど。見事な造形です。

ゴルジュ状の谷を下るとまた滝が。

残念なことに積雪で隠れてしまってましたが、透明感ある美しい氷瀑でした。

小さな落差を越えて更に下り、前回の大滝に到着。


嬉しいことに、わずか10日足らずで右側の滝のつららが急速に成長していました。

それに、光の加減なのか、滴る水のせいなのか、氷がとても青く見え、息をのむほど美しいです。

大感激で辺りを散策。

ほんと、なんて綺麗なんでしょ!


十分に景色を楽しんだ後はアイスクライミング。

氷がより厚く、しっかり成長していたため、前回ほどは苦労せずに登れました。


ふと気が付けばもう下山の時間。
再訪を誓って帰路につきました

渓谷の全体像が明らかになり、氷も成長。今回も大満足の山行でした。
2015.02.05
1月26日谷川岳下見&マチガ沢滑降
先月26日、谷川岳に行ってきました。
今季どうしても滑りたい斜面があって下見をしておきたかったのです。
実は前日までの2か月受験勉強に没頭していたのでこれが今季初バックカントリーです。
アクセスが良いことで有名な谷川岳、みなかみ町民にとっては本当に近い山です。
朝は山全体に雲がかかっていて「あ~ダメだ。」と諦めてたのに、天気予報に反してみるみる晴れてきて急遽決行。
家を出て1時間後にはロープウェイ山頂駅に到着していました。
そこから天神尾根をたどって山頂を目指します。
滑りだけの目的なら途中の各シュートも素晴らしいんですが、今回は下見も兼ねているのでぐっと我慢。
週末明けだったこともあり、トレースはばっちり。
ツボ足のまま2時間ほどで山頂に到着できました。

たった1900mそこそこの山なのにこのアルパイン的な景観、相変わらず素晴らしいです。
そこから稜線をたどってオキノ耳の雪庇手前から東尾根に降ります。

雪庇直下のトラバースは急斜面なうえに雪が不安定でちょっと緊張。

そこから第一岩峰まで下り、目的の斜面を観察。

思った通り、急で狭いが十分滑れる斜度。
だが問題はその下部にあるであろう氷瀑。
そこは次回下から登って確かめるしかない。
目的は達しました。
下見を切り上げて稜線に戻ります。

天気は薄曇りで無風。春のような陽気。
オキノ耳で一休み後、下山にかかります。

過去二日間快晴だったので日向斜面はクラストぎみ。
一番雪質が良さそうなマチガ沢4の沢を下山ルートにしました。

ボードを履いてドロップイン!
しかし、あれ?
やっぱり雪重い。
本谷と合流してからは日陰を狙えば多少いい雪になったものの、タイミング悪く雲がかかり雪面が良く見えない。
滑るというよりただ下ったという感じで林道出会いまで到着。

そこからはツボ足20分の歩きでロープウェイ山麓駅。
滑りはいまいちだったけど、充実した山行になりました。
しかし、2か月間の運動不足は深刻。
途中何度も足が攣り、帰りの運転もやっとのありさま。
トレーニング頑張らないと、この先苦労しそうです。
今季どうしても滑りたい斜面があって下見をしておきたかったのです。
実は前日までの2か月受験勉強に没頭していたのでこれが今季初バックカントリーです。
アクセスが良いことで有名な谷川岳、みなかみ町民にとっては本当に近い山です。
朝は山全体に雲がかかっていて「あ~ダメだ。」と諦めてたのに、天気予報に反してみるみる晴れてきて急遽決行。
家を出て1時間後にはロープウェイ山頂駅に到着していました。
そこから天神尾根をたどって山頂を目指します。
滑りだけの目的なら途中の各シュートも素晴らしいんですが、今回は下見も兼ねているのでぐっと我慢。
週末明けだったこともあり、トレースはばっちり。
ツボ足のまま2時間ほどで山頂に到着できました。

たった1900mそこそこの山なのにこのアルパイン的な景観、相変わらず素晴らしいです。
そこから稜線をたどってオキノ耳の雪庇手前から東尾根に降ります。

雪庇直下のトラバースは急斜面なうえに雪が不安定でちょっと緊張。

そこから第一岩峰まで下り、目的の斜面を観察。

思った通り、急で狭いが十分滑れる斜度。
だが問題はその下部にあるであろう氷瀑。
そこは次回下から登って確かめるしかない。
目的は達しました。
下見を切り上げて稜線に戻ります。

天気は薄曇りで無風。春のような陽気。
オキノ耳で一休み後、下山にかかります。

過去二日間快晴だったので日向斜面はクラストぎみ。
一番雪質が良さそうなマチガ沢4の沢を下山ルートにしました。

ボードを履いてドロップイン!
しかし、あれ?
やっぱり雪重い。
本谷と合流してからは日陰を狙えば多少いい雪になったものの、タイミング悪く雲がかかり雪面が良く見えない。
滑るというよりただ下ったという感じで林道出会いまで到着。

そこからはツボ足20分の歩きでロープウェイ山麓駅。
滑りはいまいちだったけど、充実した山行になりました。
しかし、2か月間の運動不足は深刻。
途中何度も足が攣り、帰りの運転もやっとのありさま。
トレーニング頑張らないと、この先苦労しそうです。
2015.02.05
1月29日アイスキャニオニング&アイスクライミング
さっそく、近況報告。
先月29日にキャニオニングに行ってきました。
キャニオニングといっても季節が季節なので滝は滝でも氷瀑です。
私が今住んでいる群馬県は北部は豪雪地帯で滝が埋まってしまいますが、南部は冷え込む割に雪が少なく、氷瀑が数多く存在するんですね。
その中でも今回の滝はおそらくアルパインルート以外では県下最大級ではないでしょうか。
秋のうちに下見して、滝の上流側に回り込めることを確認しておきました。
氷瀑といえばアイスクライミングですけども、私のようなにわかクライマーでは恐ろしくてとてもリードで挑戦できません。
キャニオニングの要領で上流から下ってくれば、ラペルさえできれば誰でも滝にアクセスできます。
そのうえ、トップロープで安全にアイスクライミングに挑戦できます。
夏の沢登りとキャニオニングの関係と同じですね。
歩くこと約90分、目指す滝の上に到着です。
本当はもっと上にも小さな滝が連続していそうだったのですが、今回はアイスクライミングを優先してその部分はカットしました。
そして懸垂下降開始。

これはでかい!
今まで下ったどの氷瀑よりも立派です。
事前情報では50m~90mとのことでしたので、折り返しを考慮して180mのロープを用意していたのですが、果たして足りるのか不安になってきました。
降りるにつれて傾斜はどんどんきつくなり、やがて完全に垂直に。
夏の滝とはまた違った高度感で緊張します。
幾重にも重なった巨大つららの造形、
薄青い氷の下に滝の水が流れているのが見えてとても綺麗です。
登らなくても、これを見るだけでも十分値打ちがあります。アイスキャニオニング、ありですね!

やがて凍り付いた滝つぼに到着。ロープ長70m、実質高さは60mぐらいでしょうか。

本来は右手にも巨大な氷柱が懸かるはずが、残念ながら今年の暖冬傾向でそちらは氷の小山があるだけでした。
いずれせよ、岩壁に囲まれた中にそそり立つその姿はとても幻想的で、重い荷を背負ってやってきた甲斐がありました。

一休み後、今度はアイスクライミングに挑戦です。

やはり、暖冬傾向で結氷が甘く、氷はスカスカ。所々シャーベット状になって水が滴っています。
リードならとても厳しいクライミングになっていたでしょう。

慎重に登りましたが、氷が割れてロープにぶら下がり、何度も休憩しながらジリジリと高度をあげます。


やはりこれだけの高低差と傾斜は厳しく、前腕はパンパン。

登り切ったころにはバイルを握ったままの指が固まって、引きはがすようにしなければ手放せなくなっていました。
さて、、クライミングを楽しんだ後は下山。

下流にもいくつか小さな氷瀑があり、ラペルも交えて下っていきます。
帰りは約60分の山道歩きで車まで。
この冬初の氷瀑めぐり、最高でした!
先月29日にキャニオニングに行ってきました。
キャニオニングといっても季節が季節なので滝は滝でも氷瀑です。
私が今住んでいる群馬県は北部は豪雪地帯で滝が埋まってしまいますが、南部は冷え込む割に雪が少なく、氷瀑が数多く存在するんですね。
その中でも今回の滝はおそらくアルパインルート以外では県下最大級ではないでしょうか。
秋のうちに下見して、滝の上流側に回り込めることを確認しておきました。
氷瀑といえばアイスクライミングですけども、私のようなにわかクライマーでは恐ろしくてとてもリードで挑戦できません。
キャニオニングの要領で上流から下ってくれば、ラペルさえできれば誰でも滝にアクセスできます。
そのうえ、トップロープで安全にアイスクライミングに挑戦できます。
夏の沢登りとキャニオニングの関係と同じですね。
歩くこと約90分、目指す滝の上に到着です。
本当はもっと上にも小さな滝が連続していそうだったのですが、今回はアイスクライミングを優先してその部分はカットしました。
そして懸垂下降開始。

これはでかい!
今まで下ったどの氷瀑よりも立派です。
事前情報では50m~90mとのことでしたので、折り返しを考慮して180mのロープを用意していたのですが、果たして足りるのか不安になってきました。
降りるにつれて傾斜はどんどんきつくなり、やがて完全に垂直に。
夏の滝とはまた違った高度感で緊張します。
幾重にも重なった巨大つららの造形、
薄青い氷の下に滝の水が流れているのが見えてとても綺麗です。
登らなくても、これを見るだけでも十分値打ちがあります。アイスキャニオニング、ありですね!

やがて凍り付いた滝つぼに到着。ロープ長70m、実質高さは60mぐらいでしょうか。

本来は右手にも巨大な氷柱が懸かるはずが、残念ながら今年の暖冬傾向でそちらは氷の小山があるだけでした。
いずれせよ、岩壁に囲まれた中にそそり立つその姿はとても幻想的で、重い荷を背負ってやってきた甲斐がありました。

一休み後、今度はアイスクライミングに挑戦です。

やはり、暖冬傾向で結氷が甘く、氷はスカスカ。所々シャーベット状になって水が滴っています。
リードならとても厳しいクライミングになっていたでしょう。

慎重に登りましたが、氷が割れてロープにぶら下がり、何度も休憩しながらジリジリと高度をあげます。


やはりこれだけの高低差と傾斜は厳しく、前腕はパンパン。

登り切ったころにはバイルを握ったままの指が固まって、引きはがすようにしなければ手放せなくなっていました。
さて、、クライミングを楽しんだ後は下山。

下流にもいくつか小さな氷瀑があり、ラペルも交えて下っていきます。
帰りは約60分の山道歩きで車まで。
この冬初の氷瀑めぐり、最高でした!
2015.02.04
ブログ再開します!
皆さんお久しぶりです。
前回の投稿からずいぶん時間が経ってしまいましたね。
実はわたくし(アキラ)は大怪我をしてず~っと療養しておりました。
2回の手術と1年半の安静を経てようやく普通に運動できるようになりました。
その間も主にメディア関係の方から沢山のお問い合わせと依頼を受けたものの、体が動かないことにはどうしようもなく、泣く泣くお断りしておりました。
早速わくわくを復活!といきたいところですが、療養中本当に何も準備できませんでした。
まだ治療中の身であり、バリバリガイド復帰というわけにいかないのですが、何らかの形で再び皆さんをご案内できたらと考えておりますので、いましばしお待ちください。
ただ、怪我をする前、した後のリハビリでもいろんな所に行ってきたので、その報告という形でアウトドア、中でも特にキャニオニングの魅力をお伝えしていこうと思います。
というわけで、このブログは当分の間、キャニオニングガイド田中彰の個人ブログになります。
前回の投稿からずいぶん時間が経ってしまいましたね。
実はわたくし(アキラ)は大怪我をしてず~っと療養しておりました。
2回の手術と1年半の安静を経てようやく普通に運動できるようになりました。
その間も主にメディア関係の方から沢山のお問い合わせと依頼を受けたものの、体が動かないことにはどうしようもなく、泣く泣くお断りしておりました。
早速わくわくを復活!といきたいところですが、療養中本当に何も準備できませんでした。
まだ治療中の身であり、バリバリガイド復帰というわけにいかないのですが、何らかの形で再び皆さんをご案内できたらと考えておりますので、いましばしお待ちください。
ただ、怪我をする前、した後のリハビリでもいろんな所に行ってきたので、その報告という形でアウトドア、中でも特にキャニオニングの魅力をお伝えしていこうと思います。
というわけで、このブログは当分の間、キャニオニングガイド田中彰の個人ブログになります。
2011.10.25
ケイビングに季節は関係ありません。
「11月にケイビングって寒くないですか?」
よく聞かれます。
実は洞窟の中の温度は一年中ほとんど一定です。ほぼその地域の年平均気温になるようです。
11月だと外気温よりむしろ洞窟の中のほうが暖かく感じます。
(どちらかというと一年中涼しいというのが正解です。)
それから、わくわくアドベンチャーがツアーを行う洞窟の中には水流があり、多少なりとも体が水に濡れます。場所によっては身長より深くて泳ぐような部分もあります。
画像を見て心配される方もいらっしゃるようですね。
でも心配いりません。つなぎの下には分厚いウェットスーツを着込んでいますので、洞窟の冷たい水に浸かっても平気です。またウェットスーツの浮力により体は強制的に浮きます。
このへんの事情はキャニオニングと同じですね。
いずれにせよ、季節による条件の差はありません。ケイビングは本来一年中楽しめるアクティビティなんです。
皆さん安心してご参加ください。
よく聞かれます。
実は洞窟の中の温度は一年中ほとんど一定です。ほぼその地域の年平均気温になるようです。
11月だと外気温よりむしろ洞窟の中のほうが暖かく感じます。
(どちらかというと一年中涼しいというのが正解です。)
それから、わくわくアドベンチャーがツアーを行う洞窟の中には水流があり、多少なりとも体が水に濡れます。場所によっては身長より深くて泳ぐような部分もあります。
画像を見て心配される方もいらっしゃるようですね。
でも心配いりません。つなぎの下には分厚いウェットスーツを着込んでいますので、洞窟の冷たい水に浸かっても平気です。またウェットスーツの浮力により体は強制的に浮きます。
このへんの事情はキャニオニングと同じですね。
いずれにせよ、季節による条件の差はありません。ケイビングは本来一年中楽しめるアクティビティなんです。
皆さん安心してご参加ください。