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#台湾キャニオニング遠征
入山3日目。
目を覚ますと

本日越える南峰が
朝日を背にして幻想的な姿を現した。
まだまだ遠い…。

前日以上の猛烈な急登

小ピークのアップダウンを繰り返す。

稜線を境に天気がくっきり分かれる。
季節風の当たる東側は常に天気が悪く、
西側は天気が良い。
目指す渓谷は東側なのに~。

ついに南峰を越えた!
雨も上がって視界が開ける。
美しい光景。
しかし猛烈に寒い。

この日のうちに渓谷に入るつもりが結局時間切れ。
吹きっさらしの稜線でビバーク敵地を見つけるのに苦労した。
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#台湾キャニオニング遠征
入山2日目
2日目の予定は雲のかかった手前の稜線を通り右手の能高山主峰を越えた鞍部まで。

前日は快適だった登山道はすぐに不明瞭な藪の細道に変わった。
風の当たらない標高の低い場所は背丈を越えるヤブで進むのに難儀する。

ピーク付近は草丈が低く歩きやすい。
雲がかかっているせいでずっと小雨。
かつ強風が吹きとても寒い。

重荷に喘きながらジリジリ進む。

主峰手前のピークもまだまだ遠い。


池塘の散らばる美しい景観が苦しさを多少は紛らわしてくれる。


ようやく主峰が見えてきた。

山頂手前の岩稜帯は数ヶ所フィックスロープが設置してあり、重荷を背負っての通過は恐ろしかった。
とはいえ、ここはあくまで一般の登山ルート。
前回の遠征のアプローチに比べたら屁でもない。

主峰を越えた鞍部でビバーク
タープしか持参してないので
風を避けて稜線から少し下がり
小さな池塘の脇に絶好の場所を発見。
主峰を越えた鞍部でビバーク
タープしか持参してないので
風を避けて稜線から少し下がり
小さな池塘の脇に絶好の場所を発見。


雪こそまだ降ってないけれど、標高3000mの稜線は寒い。
高山なのに足元は沢靴、手は軍手やビレイグローブ。
雨でびしょ濡れな上に稜線の強風に晒されて手足の感覚は無くなっていた。
おまけに軽量化のためテントもツェルトも無し。
風を避けられる場所に泊まれたのは幸いだった。
#キャニオニング#探険#登山#キャンプ#アウトドア#taiwancanyoningexpedition #expedition#explore#adventure#nature
2019.06.15 台湾 拾堪渓 1
これからしばらく、#台湾キャニオニング遠征 のレポートを投稿していきます。
今回の旅の目標は台湾最大にして最難の渓谷、拾堪渓の完全下降。
3年前に初遡行されたけれども、当時のメンバー、ピオレドール受賞者の佐藤裕介、外道クライマーこと宮城公博、最強の沢屋大西良治らそうそうたるメンバーをもってしても一部迂回されていて未知の部分がなお残っている。
今回はキャニオニングのテクニックを生かして水流沿いの完全突破を目指す野心的な計画。
いったん入ったら突破する以外に脱出方法の無い、高さ数百mの側壁に護られた大水量のゴルジュに足を踏み入れることになる。
メンバーは初遡行時のメンバーである大西さん、ジャスミンに加えて私の3人。
予定ではアプローチ2日半、渓谷10日の合計12泊13日。
期待と不安に胸を膨らませ、装備と食糧でパンパンに膨れ上がったザックを背に山へ向かったのだった。
2016年11月25日
入山2日目
前日はガスの中ひたすら歩いて2800mの稜線小屋まで。
道が良く、バイクをチャーターして各自10kgの荷物を運んでもらったが、それでもなかなかしんどかった。
翌朝、はるか彼方にこれから越える山々の姿が。
右が能高山主峰3262m
左が能高山南峰3349m
想像していたより険しく遠かった。
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